郊外の空き地を「トランクルーム」に活用!収納需要で安定収入に成功した大阪の事例

不動産

大阪府貝塚市で、長らく活用されていなかった住宅街の空き地が、地域の“収納需要”を支えるトランクルームに生まれ変わりました。
車社会の郊外エリアでは、家に収まりきらない荷物の保管ニーズが高まっており、コンテナ型トランクルームはその需要に応える形で注目されています。

今回は、そんなトレンドに応じた土地活用の成功事例を紹介します。土地の条件、整備内容、収益性、注意点を具体的に解説します。

土地の概要と立地条件

所在地   大阪府貝塚市(住宅と小規模事業所が混在する地域)
土地の広さ 約120坪(約400平方メートル)
形状・状況 平坦な整形地。元々は家庭菜園として利用されていた。
前面道路 幅5mの生活道路に接道
周辺環境 戸建住宅が多く、収納スペースに困る層が多いエリア

戸建住宅が多く、収納スペースに困る層が多いエリア

実際にどう活用したのか?

オーナーは専門業者と協力し、次のような手順でトランクルーム事業を始めました。

1.土地を砕石整備し、雨水対策を実施
2.コンテナ型トランクルーム(1.5畳〜4畳)を15基設置
3.セキュリティカメラ・外灯を設置し24時間利用対応に
4.専用予約サイトへ掲載、地元広告にて集客

契約は1年更新型で、主に戸建て住民・法人倉庫ニーズ・引越し一時保管などに活用されています。

収益と運用の成果

料金設定  1室あたり月額5,000円〜12,000円
収入見込み 平均月8,000円×15室=月12万円(年間144万円)
初期投資  コンテナ設置・整地・監視設備等で約500万円
管理費   月1〜2万円程度(巡回・保険・広告費など)
利回り   初期投資回収まで約3.5年、その後は黒字運営

メリット・デメリットと注意点

・設置から収益化までのスピードが早い
・郊外でも一定の需要が見込める
・空室リスクが分散され、1室あたりの収益も積み重ね型

・コンテナの老朽化や盗難対策など、維持管理の工夫が必要
・立地によっては稼働率が安定しないリスクも
・大阪府内では一部地域で屋外コンテナに景観規制あり

※事前に貝塚市都市計画課への確認と、消防・防犯設備基準の調査が推奨されます。

関連記事:【3選】空き地放置は苦情やトラブルの原因に! 倒木・雑草など所有者責任リスクを避ける管理対策と土地活用

この土地活用が向いている人

・中〜大規模な空き地を保有している人
・初期投資は可能だが、建物を建てるほどではない方
・継続的な収入と利回りを重視したい方

駅徒歩圏でなくても活用できる、地域ニーズに寄り添った活用法です。

まとめ

トランクルーム事業は、住宅が密集する都市部だけでなく、郊外の空き地でも収益が見込める有効な活用法です。
特に車社会の地域では、家庭の収納不足や法人の一時保管ニーズなど、安定した需要があります。

初期投資は必要ですが、コンテナ設置によるスピード感と、1室ごとの収益積み上げによる分散型リスク管理が魅力です。周辺ニーズを見極め、セキュリティや設備に配慮すれば、長期運用にも適した土地活用モデルとなるでしょう。

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