駐車場ビジネスを加速!自動販売機設置までの流れと業者選びのやり方

駐車場経営

駐車場ビジネスを加速!自動販売機設置までの流れと業者選びのやり方

駐車場経営を考える時、よく並んで利用されるのが自動販売機の設置です。

しかし、自動販売機の設置と言ってもまず「何を考えたらいいかよくわからない」という方が多くいらっしゃることでしょう。

こちらの記事では、自動販売機を駐車場に設置する時にまず考えるべきことを

自動販売機設置の基本

まず自動販売機設置に関して自動販売機が何をもたらすかについて考えていきましょう。

飲料型の自動販売機の年間売り上げは年間35万~105万程度と言われています。ちなみにたばこはこの三倍との算定もあります。

とりあえず飲料系自販機の下限の35万円で考えると、月当たり約3万円の売り上げということになりますね。

この場合の利益は大体5000円前後と考えられています。つまり、年間では約6万円の利益が出ている可能性があると推定できます。人の流れの多いところではその3倍となりますから実に18万円利益が出ることが期待できるというわけです。あくまで推定値なので、契約業者さんとの取り分の話し合いもあります。

このように駐車場に自動販売機を設置することで、連動して収益を増やすことができます。

次は自動販売機の売り方の種類について視点を移してみましょう。

実は自動販売機は大きく二種類があり、一つは飲料メーカーの名前が入っていて、そのメーカーの物しか入っていないメーカー自販機。

もう一つが様々なメーカーの物が入っているオリジナル自販機と呼ばれるものです。オリジナル自販機はコンビ自販機といったような名称もあります。

メーカーの物は大手飲料メーカーかその商流の会社との契約。オリジナル自販機の場合、複数の飲料メーカーのドリンクを扱う専業オペレーターと契約することになります。

契約する業者を選ぶ際は、その業者のブランド力と商品力が、売り上げに大きな影響を与えるため、設置される土地の人の流れがどの様なユーザーで構成されているかを考えることが重要です。

また、契約期間は通常3年が一般的で、この期間内は特定の業者との取引に固定されます。

自動販売機業者との契約面での検討

大手飲料メーカーとの直接契約

大手飲料メーカーとの直接契約は、そのブランドの強さと信頼性を利用できるという大きな利点があります。

例えば、コカ・コーラやサントリーといったよく知られたブランドは、消費者にとって魅力的であり、それだけで顧客を引きつける力を持っています。

大手メーカーも商品の開拓には力を入れており自社ブランドだけでお茶、コーヒー、清涼飲料水など一般的なニーズを満たせるように取り揃えたり、定期的に新商品を市場に投入しています。

ただし、大手メーカーとの契約では、そのメーカーの製品のみを扱うことになります。これは、商品の種類が限定されるというデメリットにもなりえます。また、大手メーカーの場合、契約条件やマージンの面で交渉の余地が少ないことがあります。

専業オペレーターとの契約

一方、専業オペレーターとの契約では、複数のメーカーの商品を一つの自動販売機で扱うことができます。これにより、消費者により多様な選択肢を提供することが可能になります。

例えば、特定の地域で人気の地元ブランドや、特定の健康志向の商品などを取り扱うことができるのです。

専業オペレーターとの契約では、より柔軟な商品ラインナップを可能にします。

また、一手仕入れの手間を挟む都合上大手メーカーとサポート体制や商品の更新頻度が異なる可能性もあります。

自動販売機の設置場所は?

また、自動販売機は実際に設置するにあたり重量がありますので「そもそも置きたい場所に設置できるのか?」という見当が大切です。

例えばどう考えても電源を引いてこられないような場所には当然設置することはできませんので、外灯の近くなどすでに電源のある所を検討することになるでしょう。

さらに自動販売機を設置する場所は、駐車場の中でも特に人の往来が多い場所を選ぶことが重要です。

希望と実現性を考えて置き設置場所のサイズや地盤の状態も考慮します。

設置業者の営業担当による現地調査は必ず入れてもらいます。自動販売機は重量があるため、地盤がしっかりしていて、自販機を支えられるかどうかが重要なポイントとなります。

広い駐車場であれば中央付近などの設置も考えられますが、通行人の方も利用しやすい様に出入り口付近に設置する方が、より安定した売り上げを望めます。

電源、地盤、往来、これらを総合的に考慮して設置個所を決めます。

基本的には希望を聞いたうえで業者がベストの位置を算定してくれる流れになります。

最終的には、業者が提供する収支見積もりを基に、売り上げのパーセンテージや固定報酬を決定します。この段階で、設置にかかるコストや電気代、さらには売上の分配率など、契約内容を詳細に確認しましょう。

契約が完了すれば、設置工事が行われ、自動販売機が稼働を開始します。ここで重要なのは、定期的なメンテナンスと商品の補充を怠らないこと。これにより、一台の自動販売機から最大限の収益を得ることが可能になります。その際の補充ルールなども契約の際に確認が必要です。

以上が、駐車場に自動販売機を設置する際の基本的な流れです。適切な業者の選定から契約、そして設置まで、一歩一歩丁寧に進めることで、あなたの駐車場経営に新たな収益の柱を築くことができるでしょう。

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