太陽光発電で土地活用!年100万以上の売電収入を得た徳島県阿南市の事例

不動産

都市部から離れた郊外や農村地帯の空き地は、住宅や商業施設の建築には向かないことが多く、売却も難航するケースが少なくありません。
徳島県阿南市でのこの事例は、そうした土地を「太陽光発電用地」として活用し、高利回りの収益資産に変えた成功例です。

本記事では、設置までの流れ、収益モデル、運用の工夫、そして法的な注意点までを丁寧に解説します。

土地の概要と立地条件

所在地   徳島県阿南市(市街地から車で15分ほどの農村エリア)
土地の広さ 約400坪(約1,320平方メートル)
形状    平坦な整形地
前面道路  農道に接道、工事車両の進入可能
元の用途  元農地。数年間耕作放棄されていた土地

農地転用を経て、太陽光発電の設置に適した日照条件と広さを活かし、事業化が進められました。

実際にどう活用したのか?

所有者は再生可能エネルギー関連企業と共同で事業スキームを構築しました。

1.農地転用許可の取得(第2種農地)
2.土地整備・フェンス設置
3.50kW級の産業用太陽光パネルを設置
4.固定価格買取制度(FIT)を活用して20年間の売電契約を締結

施工から稼働開始まで約5ヶ月。
地元企業に保守点検業務を委託し、遠隔監視システムで運用状況を常時確認できる体制を整えました。

収益と運用の成果

年間売電収入 約109万円(50kW、1kWhあたり21円の固定価格)
初期投資   約750万円(設備・施工・許可手続き含む)
維持費    年5〜8万円(保守点検・草刈りなど)
利回り    表面利回り約14.5%、実質利回り12〜13%前後

20年間の買取保証があるため、長期的に見れば極めて安定した投資案件といえます。

メリット・デメリットと注意点

メリット
・非住宅地や農地でも有効活用が可能
・長期固定収入で安定したキャッシュフローが得られる
・環境貢献型ビジネスとして社会的信用も高い

デメリット
・初期投資が大きく、資金調達の検討が必要
・FIT制度の価格低下により今後の利回りは変動の可能性あり
・日照条件や送電網の容量によって設置できないケースも

特に農地の場合、阿南市では農地転用許可が必要であり、許可対象かどうかの事前調査が必須です。

この土地活用が向いている人

・郊外や山間部に大きな空き地を持っている方
・長期的な安定収入を重視したい方
・初期投資に対応できる資金力または融資枠がある方

売却できない農地を“収益化”する有効な選択肢となり得ます。

まとめ

太陽光発電設備の設置は、郊外や農地など一見活用が難しい土地でも、長期的に安定した収入を生み出せる選択肢です。
特に徳島県阿南市のような日照条件に恵まれた地域では、その効果を最大限に発揮します。

初期投資や制度の確認などのハードルはあるものの、固定価格買取制度などを活用することで収益性が見込め、環境貢献にもつながります。
農地転用や送電網の確認などを丁寧に行えば、土地の価値を新しい形で引き出すことができるでしょう。

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